WordPress vs Astro vs Wix|店舗ビジネス向けHP制作プラットフォーム比較2026
目次
店舗の HP を作るとき「WordPress・Astro・Wix のどれにするか」で最初から詰まる人は多い。どれが正解かじゃなく、店舗の状況と目的に合わせて選ぶのが正解だ。この3つは得意なことがそれぞれ全然違うので、「人気だから」「安いから」だけで選ぶと後悔しやすい。
TL;DR|3行まとめ#
- WordPress: 日本 CMS シェア 83% の定番。プラグイン豊富だが Core Web Vitals 通過率が約 44〜49% と低く、外注だと初期費用が平均 82 万円かかる
- Wix: 月 900 円〜で手軽に始められる。ただし解約するとサイトが消える構造リスクがあり、SEO の上限も低め
- Astro: Core Web Vitals 通過率 63〜67%、LCP 0.44 秒と速度最強。エンジニア必須だが SEO・速度・維持費の観点で長期的にダントツ有利
WordPress・Wix・Astro の全体比較マップ#
3つのプラットフォームの主要な違いを先に一覧で押さえておこう。
| 項目 | WordPress | Wix | Astro |
|---|---|---|---|
| Core Web Vitals 通過率 | 44〜49% | 改善中 | 63〜67% |
| LCP(表示速度) | 約 0.81 秒 | — | 約 0.44 秒 |
| 初期費用(外注) | 平均約 82 万円 | 0 円(テンプレあり) | 数十万〜 |
| 月額費用 | 1,000〜3,000 円(サーバー代) | 900〜2,700 円 | 0 円(Vercel 無料枠) |
| 解約時のデータ | サーバーに保持 | サイト消滅リスク | Git リポジトリに保持 |
| エンジニア必要度 | 中(プラグインで補える) | 低(直感操作) | 高(セットアップ必須) |
| カスタマイズ性 | 高 | 低〜中 | 高 |
| SEO 対応 | プラグイン依存 | 改善中 | デフォルトで最適 |
出典:Search Engine Journal - Core Web Vitals WordPress vs Astro、Numinam - WordPress vs Astro 2026
この表だけ見ると「Astro 一択」に見えるが、Astro にはエンジニア必須という大きなハードルがある。それぞれの特徴を順に見ていく。
WordPress が向く店舗・向かない理由#
WordPress は日本の CMS 市場の 83% を占める圧倒的な定番だ。制作できる会社が多く、プラグインの種類も豊富で、長期的に機能を追加していける柔軟性がある。「制作会社に頼む」「周りに WordPress 使いがいる」という環境なら選択肢に入る。
向く条件:
- 制作会社への外注前提で、長期的なカスタムを視野に入れている
- ブログや商品カタログを継続的に運用・更新したい
- プラグインで機能を拡張していくことが分かっている
注意すべきポイントが3つある。
まず Core Web Vitals の弱さ。デフォルト状態の通過率は 44〜49%(2026年データ)で、Astro の 63〜67% と比べると明確に差が出る。プラグイン(WP Rocket / LiteSpeed Cache 等)でチューニングすれば改善できるが、維持管理コストがかさむ。制作会社に依頼するなら「Core Web Vitals 対策込みか」を必ず確認したい。
次に 見積もりの中身の差が大きい。「WordPress で制作します」と言っても、テンプレに写真を流し込むだけで SEO 対策も画像最適化もしない会社は実際にある。見積もりの項目に「表示速度の数値目標」「モバイルファースト設計」が含まれているかを確認すると、業者の技術レベルが見えやすい。
そして セキュリティの維持コスト。動的 CMS の構造上、プラグインの脆弱性を狙った攻撃を受けやすい。制作後の保守契約(月次更新・バックアップ)の有無を確認しないと、数年後に問題になりやすい。
Wix の手軽さと見落とされがちなリスク#
Wix は「月 900 円から始められる・ドラッグ&ドロップで作れる」手軽さが最大の強みで、初期費用ゼロで HP を持てる。「とりあえず HP が欲しい」「自分で更新したい」「制作の知識がない」という店舗には入りやすい選択肢だ。
ただし、ビジネスとして長期で使うことを考えると、見落とされがちなリスクが2つある。
解約するとサイトが消える構造。Wix は月額課金のサービスなので、支払いが止まった時点でサイトが使えなくなる。「月 1,900 円で済むと思っていたら、解約したらコンテンツが全部なくなった」というケースは業界でよく聞く。HP はビジネスの資産として積み上げるものなので、サブスク型は「制作費」ではなく「利用料を払い続ける賃借」だと理解した上で選ぶ必要がある。
SEO の上限がある。Wix は 2026 年に向けて Core Web Vitals への対応を進めているが、エンジニアが直接最適化できる Astro や WordPress と比べると細かい制御に限界がある。MEO 対策と連動させて地域キーワードで上位を狙う場合、HP 側の SEO 品質も直接効いてくるため、Wix の SEO 天井が足を引っ張るケースがある。
| 向くケース | 向かないケース |
|---|---|
| 初期費用ゼロで始めたい・自分で更新したい | 長期的な SEO 強化を狙う |
| HP は「名刺代わり」程度でいい | ブログ記事を積んで集客したい |
| 制作の技術知識がなく一人でやりたい | Core Web Vitals・表示速度を徹底したい |
実際に Astro を使ってわかったこと|現場感と速度の違い#
ほんね丸では自社サイト honnemaru.com を Astro + Vercel + Markdown で構築している。Astro を選んだ理由は、Core Web Vitals の通過率・SEO・セキュリティ・維持費の 4 軸で他の選択肢より優位だと判断したからだ。
使ってみて実感したのは、「静的サイトだから速い」のではなく、構造が合理的だから速いということ。Astro はデフォルトで JavaScript を最小化して HTML と CSS だけ配信する設計なので、画像最適化と CDN 設定を適切にすれば LCP 1 秒以下が出しやすい。これは WordPress にプラグインを重ねてチューニングするのとは、アーキテクチャとして根本的に違う。
一方で、「誰でも使える」ではないのが正直なところ。Vercel の管理画面・GitHub リポジトリの操作・Markdown での記事更新など、エンジニア経験がないと最初のセットアップで詰まる。外注前提なら選択肢に入るが、「自分で全部やる」のはハードルが高い。
維持費の観点では、Vercel の無料枠(Hobby Plan)で個人ブログや中小店舗の HP は十分まかなえる。サーバー代・CMS ライセンス費がゼロなので、制作費の初期投資を払えば後のランニングコストはほぼゼロになる。これはサブスク型の Wix や WordPress のホスティング費用と比べると長期で大きな差になる。
店舗オーナーが MEO と HP を組み合わせて集客導線を設計するなら、HP の表示速度と SEO の品質が直接的に効いてくる。「Wix でとりあえず作った HP」と「Astro で設計した HP」は、1〜2 年後の検索順位に差が出やすいのが現実だ。MEO と HP を本気で連動させたいなら、HP 側の基盤を真剣に選ぶ価値がある。
詳しくは「Astro で静的サイトを作る選び方」「SEO で勝てる HP の構造」も合わせて読んでほしい。
よくある質問(FAQ)#
Q: 店舗ビジネスに WordPress と Wix どちらが向いていますか?
初心者で低コストを重視するなら Wix、SEO や長期運用を重視するなら WordPress が向いています。ただし WordPress の制作依頼は平均約 82 万円の初期費用がかかる点を考慮してください。速度と SEO を最優先するなら Astro が最強ですが、エンジニアが必要です。
Q: WordPress の Core Web Vitals 通過率が低いと聞きますが本当ですか?
はい、44〜49%(2026 年データ)で Astro の 63〜67% と比べると差があります。プラグインで改善は可能ですが、デフォルト状態では遅いのは事実です。制作会社への依頼時に速度対策の項目があるかを確認すると良いです。
Q: Wix で作ったサイトは解約するとどうなりますか?
サイトが使えなくなります。ドメインの移管は可能ですが、コンテンツを別の場所に移すには手動移行が必要です。長期的に積み上げたいビジネスの資産としては向きません。
Q: MEO 対策と HP 制作は連動させるべきですか?
強く推奨します。Google ビジネスプロフィールと HP の世界観・情報を統一することで来店率が上がりやすくなります。HP の速度と SEO 品質は検索順位にも影響します。詳しくは「MEO 事業ビジネス完全ガイド」を参照してください。
Q: Astro で HP を作る場合、エンジニアがいないと無理ですか?
セットアップには技術知識が必要です。外注前提なら選択肢に入ります。一度構築すれば、コンテンツ更新は Markdown 操作なので比較的シンプルです。HP と LP の役割の違いについては「HP 制作 vs LP 制作の違いと使い分け」も参考にしてください。
HP 制作を依頼したい店舗オーナーへ
MDS の HP 制作(3min)は SINGLE / MULTI / FLEX の3プランで、月 $121(約 ¥19,000)から対応している。制作費ゼロで月額サブスクとして使える構成だ。
⚠️ 紹介者 ID 申告が必須: URL クリック経由の追跡が一部の経路(モバイルブラウザ・SNS 内ブラウザ等)で正しく記録されないケースがあります。申し込みフォーム入力時と面談時の口頭、両方で 紹介者 ID 100014107 を必ず伝えてください。ID 申告がないとフォロー対応(こちらからの相談窓口)を受けられないためご注意ください。
HP 制作を代理店として再販したい方へ
MDS の Cloud Start-up(クラスタ)に加盟すると、HP 制作を店舗オーナーへ代理販売できる。月 9,800 円〜の加盟料で、成約ごとに報酬が発生する仕組みだ。
⚠️ こちらも 紹介者 ID 100014107 をフォーム入力時と面談時の両方で必ず伝えてください。